EdgeRouter Xを買った
高機能なルータが欲しかったので、コスパが良いと言われているEdgeRouter Xを買いました。
EdgeRouter Xとは
50ドル程度で高機能なルータと同程度の機能を備えたルータです。
VLANやOpenVPN、DDNSなど、自宅で遊ぶには十分すぎます。
私はAmazon.co.jpで9,999円で購入しました。
梱包はこんな感じです。
基本的な設定はGUIでできるとはいえ、一般的な家庭用ルータの設定よりもネットワークの知識が必要なので注意が必要です。
やったこと
自宅のルータをEdgeRouter X (以下、ER-Xと記述します) に置き換えるために、EdgeRouter X – 1. 初期設定を参考に設定を変更しました。
初期設定
私が購入した際のファームウェアバージョンv1.10.7
では、初めてアクセスした際に以下のようなBasic Setup
を促す通知が表示されました。
Yes
をクリックし、Basic Setup
に入ります。
環境によって、適宜値を変えましょう。
私の場合、Basic Setup
では以下のような値にしました。
- Internet Connection Type: PPPoE
- Address: 192.168.10.1 / 255.255.255.0
- DHCP: チェックを外す
DHCPサーバを別にたてているため
Systemタブでの設定は以下のようにしました。
- タイムゾーンを
Japan
に変更 - SSHのポートを60022に変更
ハードウェアオフロードを有効にする
EdgeRouter X – 3. UPnP やポート転送を設定する ( UPnP / Port Forwarding )を参考に、ハードウェアオフロードを有効にします。
これによってルーティング性能が向上するようです。
NTPサーバを変更
これは必須ではありません。
NTPサーバを位置の近いサーバに変更します。
Config Tree
->System
->ntp
->server
とクリックし、デフォルトで設定されているサーバをRemove
します。
Add
をクリックし、ntp.nict.jp
を入力します。
Preview
をクリックすると表示されるApply
ボタンをクリックすることで反映されます。
既存の無線LANルータの設定変更
私が使用しているAterm WG600HPは、ルータ機能を排除したAPモードというモードが使えます。
ルータ機能はER-Xに担ってもらい、Atermには引き続きアクセスポイントとして活躍してもらうことにしました。
APモードにする
取扱説明書を参考に、スイッチをAPモードに切り替え、電源を入れます。
私の環境ではIPアドレス自動補正機能
がONになっており、IPアドレスが勝手に192.168.10.210
に変わっていました。
デフォルトでは第4オクテットが210になるようです。
既に上記IPアドレスは別の端末に割り当てていたので、WebUIの基本設定
からIPアドレスを変更しました。
- IPアドレス自動補正機能: オフ
- IPアドレス: 他と被らないもの
- ゲートウェイ: ER-Xに割り当てたIPアドレス
- プライマリDNS: 我が家のDNSキャッシュサーバのIPアドレス
- セカンダリDNS:
1.1.1.1
上記設定後、配線を繋ぎ変えてER-Xを設置しました。
効果
まずは設置前の有線のスピードテストの結果です。
これ本当に有線??ってくらい遅いですね。よくこんな環境で生活していたな。。。
続いて、ER-Xに置き換えたあとの有線のスピードテストの結果です。
なんと5倍以上の速度になりました!やっと人権を得られた感じがします。
ちなみに、Atermのルータ機能を切った影響か、無線のスピードも90Mbpsから180Mbpsに向上しました。
WG600HPの性能を考えると、まぁまぁ良いのではないでしょうか。
おわりに
ひとまずER-Xの基本的な設定をし、稼働させることができました。回線速度も格段に上がり、満足です。
Aterm時代はIPv6が使えていたので、そのうちIPv6の設定をしたいと考えています。